山口市地域脱炭素ポータル

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山口市の取組 再生可能エネルギー活用

山口市では再生可能エネルギーの普及啓発に取り組んでおり、市内の地域交流センターや小・中学校、清掃工場など、各地に再生可能エネルギーが導入されています。
風力発電や太陽光発電、ペレットボイラー、電気自動車、廃棄物余熱利用についての取り組みの詳細は、山口市ホームページで紹介しています。

山口市の再生可能エネルギー活用の取組(山口市)

創エネ・省エネの取り組み市役所新本庁舎

一次エネルギー消費量の削減も目指す
気候や風土に配慮した環境共生型庁舎

市役所新本庁舎では、設計・建築の段階から環境に配慮したさまざまな取り組みを計画しており、令和7(2025)年3月に新本庁舎棟が竣工予定です。

環境配慮計画

気候風土を活かした環境共生型庁舎
  1. 太陽の光と熱、風などの自然エネルギーを最大限に活用したパッシブデザインとすることで、ライフサイクルコストの縮減を図る環境共生型庁舎を計画します。
  2. 省エネルギー、省資源に配慮した設備・機器の導入、エコマテリアルの採用等を検討します。
「ZEB Oriented※」の達成

国が掲げる脱炭素社会に向けた取り組みに呼応するため、一次エネルギー消費量を40%以上削減する「ZEBOriented」の達成を目指します。

※ZEB Oriented…建物外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備の設置等により 40%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現し、更なる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた建築物

環境配慮のための取り組み

  • 日射角度に合わせた庇・ルーバー
  • 太陽光発電パネル
  • エコボイド(吹抜け空間)
  • 地元産木材の採用
  • 雨水利用
  • 天井放射空調システム
  • 節水型器具の採用
  • LED照明
  • 照明器具の制御
  • 高効率器具の採用
  • EV車充電設備の設置
  • 自然通風・自然換気可能なリブ
  • Low-Eガラス・外壁による高断熱化

新本庁舎の特徴

新本庁舎の特徴

創エネ・省エネの取り組み湯田温泉パーク(愛称:湯田温泉「こんこんパーク」)

高い温泉熱と地域新電力会社が供給する
再生可能エネルギー電力の利用でCO2を削減。

湯田温泉の新たな交流と賑わいの拠点施設を目指す湯田温泉パーク(愛称:湯田温泉「こんこんパーク」)は、令和6(2024)年度に新設予定です。令和4(2022)年3月に公表された「(仮称)湯田温泉パーク基本設計」には、令和3(2021)年12月の「山口市ゼロカーボンシティ宣言」および地域からの湯田温泉の泉温の高さを生かした取り組み等についての提案・意見を受け、環境配慮型の建物として、省エネ設備の採用や温泉熱の活用を図ることなどが盛り込まれています。

湯田温泉パークでは、湯田温泉の温泉熱を生かし、熱交換による温水利用での省エネ化を実施する環境配慮型の建物として、省エネ設備の採用、高断熱、日射遮蔽等の空調負荷抑制、再生可能エネルギーの活用を計画。中でも、敷地内に存在する湯田温泉の既設源泉を利用し、高温の源泉から熱を取り出して建物内で活用する温泉熱利用は、温浴設備や暖房設備の消費エネルギーの大幅な削減につながると想定されています(ガスボイラーを使用した場合と比較して、年間のエネルギー量の約68%削減を目指します)。また、地域新電力会社「山口グリーンエネルギー株式会社」が供給する再生可能エネルギー電力の供給を受けるため、CO2排出量の削減だけでなく、電力の地産地消にも取り組む施設となる予定です。

湯田温泉パーク(愛称:「湯田温泉 「こんこんパーク」)とは

新たな交流と賑わいの拠点施設

山口市が誇る地域資源「湯田温泉」を市民により身近に感じてもらうため、そして、より多くの方に湯田温泉に足を運んでもらうための新たな拠点施設です。施設最大の特長である全天候型の大屋根広場と、誰もが楽しめる温浴施設などを備える予定で、世代を超えた市民同士の新たな交流や、国内外からの観光客との交流を図る拠点として、湯田温泉のさらなる賑わいの創出を目指します。

山口市担当者の声

非常時には太陽光発電設備で電源を確保

湯田温泉パーク整備予定地では、周辺の水路整備等と併せ、地下に雨水貯水槽を設置し、浸水対策を強化します。また、災害時の指定避難所としても活用できるよう、耐震性を確保した鉄骨造で設計しています。避難所として想定するスペースには、太陽光発電設備や非常用発電機から電源が確保できるほか、水道管の破裂等により断水が起きた場合も受水槽の設置や温泉水の引き込み等で対策ができるよう自立化を進めています。

環境計画

基本方針

環境配慮型の建物として、省エネ設備の採用、高断熱、日射遮蔽等の空調 負荷抑制、再生可能エネルギーの活用を図ります。

通風
  1. 大屋根広場の空間特性(高天井)を生かし、建物を効率よく風が通る計画とします。
  2. 風の流れをシミュレーションにより検証し、屋根頂部への窓設置など最適な窓配置とします。
市内産材等の活用

市内産材等を活用して、建物の木質化等を行います。

再生可能エネルギーの活用
  1. 本施設の象徴となる大屋根と調和する形状で、太陽光発電パネルを設置し、発電した電力を施設内で活用します。
  2. 敷地内に存在する湯田温泉の既設泉源を利用し、高温の泉源から熱を取り出し建物内で活用することで、温浴設備や暖房設備の消費エネルギーを大幅に削減します。
カーボンニュートラルへの取り組み

地域脱炭素につながる取組として、一次エネルギー消費量の削減などに取り組みます。

SDGsへの取り組み

SDGs(持続可能な開発目標)に掲げられた目標への貢献を最大化する施設づくりを行います。

温泉熱利用技術

  • 床暖房(大屋根広場)
  • 床暖房(屋内)
  • 給湯
  • 浴槽昇温

環境配慮のための取り組み

  • 建物周辺の緑化
  • 太陽光発電
  • 自然採光
  • 自然通風
  • 屋根・外壁の高断熱化
  • 高効率設備機器
  • 温泉熱利用