名前:トビハゼ
干潟の泥の上を這う魚。成体の大きさは10 cmほど。体は灰褐色で縞に見えるまだら模様があるが、泥を被っているため良く見えない。眼は頭頂部から突き出ており、左右の目で広大な干潟を見つめている。干潟の上では、胸ヒレを使い這うように移動する。捕まえようと近づくと素早くジャンプをして逃げるので、捕えるのは難しい。水上を水切りのように連続ジャンプを行う姿が名前の由来。
ムツゴロウと同じハゼ科であり、ざっくり言うとムツゴロウの体長は15センチ程度とトビハゼより大型。食性は、トビハゼは、主にゴカイやカニが食性の動物性で、ムツゴロウは藻などを食性とする植物性(ベジタリアン)。
埋立てなどによる干潟の減少で、全国的に生息数が減少している。
準絶滅危惧種(環境省レッドデータ)