入賞作品決定
山口市在住、または山口市に通勤・通学する方を対象に、COOL CHOICE (地球温暖化対策)をテーマにした川柳を募集し、計290点の応募をいただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回も皆さまのアイデアがあふれるエコな一句がたくさん集まりました。その中から、市民の皆さまによる投票と審査員による審査で選ばれた入賞作品16点を紹介します。入賞された皆さま、おめでとうございます。入賞作品は、地球温暖化対策等の普及啓発に活用させていただきます。
最優秀賞(1名)
市民の皆さまの投票理由
- 作品の中で一番「なるほど!」と共感しました。
- 環境にも地産地消にも節約にも三方よしで、誰でも取り組みやすいテーマだと思います。
- 家庭菜園で野菜を作っているので親近感がわきました。
審査員の作品評
つい見た目で選んでしまいがちですが、「美味しく食べる」という目的において、大きさや形が揃っていることは、さほど重要ではないということに皆が気づき始めています。
それよりも、中身は変わらないものなのに規格外のものを廃棄する方がよほど問題です。
この作品は、そんな多くの人が気づきつつあることを解りやすい言葉で十七音にまとめて、改めてハッとさせることに成功しています。
「皮むけば」という具体的な動作で、表面的なものにこだわるよりも、本質にこそ目を向けるべきだということを示して、多くの共感を得ました。
優秀賞(4名)
市民の皆さまの投票理由
- 同じ思いで日々の生活を守っているので、一番共感できました!
- 物価が高くなり家計も厳しい今日この頃。エコを再認識し前向きにしてくれる一句です。
- これからの時代大切な事だと思います。
市民の皆さまの投票理由
- 子供だからできる発想力!大人も見習いたいと思ったのでこの作品を選びました。
- 日常のほっこりする一コマが実はエコというところが気に入っています。
- かわいらしい様子が想像されて微笑ましいです。
市民の皆さまの投票理由
- 環境と健康の為に、できる範囲で徒歩移動をしたいと思いました。
- まさにクールな考えで、地球にも健康にも良いからです。
- すぐに車を使わずに歩こうと、私自身も思っているからです。
市民の皆さまの投票理由
- 「のこりもの」というマイナスの印象があるものが、「すぐれもの」に変身する様が面白いです。
- 私がいつもやっていることで、ものすごく気持ちを理解できました。
- 読むリズムが軽快で楽しい感じが良いと思いました。
審査員特別賞(1名)
佳作(6名)
総評
今年の作品は、より自分の身近なところから発想された、軽やかでクスリと笑えるものが多かったという印象です。
日々の暮らしの中で、小さくとも着実に実践できる事の提案が多く見られました。
それらは、特別な我慢を強いられたりするマイナス思考のものではなく、ささやかな楽しみも見い出しながら、環境にも優しい暮らしの追求に繋がるプラス思考のものばかり。
今回から始まった中心商店街での候補作品のお披露目とお気に入りの作品への投票を通じて、更に楽しく環境問題を考える機会が広がったのではないでしょうか。
審査員
杉山久子さん(俳人)
山口県生まれ、山口市在住の俳人。第2回芝不器男俳句新人賞受賞。句集『春の柩』『猫の句も借りたい』『鳥と歩く』『泉』、吟行記『行かねばなるまい』、共著『超新選21』。
- 横溝洋一郎さん(フリーアナウンサー)
- 今村主税さん(温暖化とめるっちゃネットワークやまぐち代表)
- 山口市環境部環境政策課
審査員の作品評