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椹野川河口干潟での活動

椹野川河口干潟

干潟再生活動の紹介

椹野川河口干潟について

 干潟とは「満ち潮の時には、水面の下にあり、潮が引くと砂や泥があらわれる場所」です。潮の満ち引きにより干潟の様子は、常に変化しています。

 椹野川河口干潟は、シベリアやカムチャツカから日本列島を縦断して東南アジアに向かう渡り鳥たちと、モンゴルや中国から朝鮮半島を経由し四国・九州へ横断する野鳥たちのクロスロードとなっており、「日本の重要湿地500」にも選ばれています。さらに、絶滅危惧種である「カブトガニ」の生息地にもなっており、全国的にも非常に重要な場所です。

 しかしながら、上中流域の浮泥流入、生活排水対策の遅れ、人口増加による様々な影響等により、カキの増殖やカキ殻の堆積、泥浜干潟の拡大、生物の量・種類の減少といった干潟生態系の改変・改質が生じ、人々とのかかわりが減るなどして、かつてのような豊かな干潟や宝の海ではなくなっていました。

 こうしたことから、平成16年8月に設立した「椹野川河口域・干潟自然再生協議会」では、産官学民の連携・協働による取組を推進し、「水循環の向上」、「生物多様性の向上」、「漁場環境の改善(向上)」、「親水性の向上」により、椹野川河口干潟の『里海』の再生を目指しています。

椹野川河口域・干潟自然再生の全体構想から

 水産資源の減少や地域の過疎化、社会・経済状況の変化による漁業者の減少などから親水性の低下を招き、干潟では生物の生息環境の悪化や干潟底質の硬質化・無機質化が進行していました。

 こうしたことから、「椹野川河口域・干潟自然再生協議会」では、産官学民の連携・協働による『やまぐちの豊かな流域づくり構想』に基づき、椹野川河口干潟の自然再生をはじめ、親水性の向上のため関係主体が連携して、様々な取組を進めています。

 山口市環境政策課は、山口県自然保護課と共同事務局として、協議会の運営を行うとともに自然再生活動の取組を進めています。

椹野川河口干潟・山口湾の『里海』の再生

問い合わせ先

山口市環境政策課
〒753-0214 山口県山口市大内御堀496番地 清掃工場2階
電話番号:083-941-2180 ファックス番号:083-927-1530